2025.06.11 15:05令和7年4月度 13日御講 拝読御書上野殿御返事(異称・竜門御書) 弘安2(1279)年11月6日 聖寿58歳「願はくは我が弟子等、大願ををこせ。去年去々年のやくびゃう(疫病)に死にし人々のかず(数)にも入らず、又当時蒙古のせ(攻)めにまぬ(免)かるべしともみへず。とにかく死は一定なり。其の時のなげ(歎)き...
2025.03.14 22:45令和7年3月度 御報恩御講 拝読御書松野殿御返事(異称:十四誹謗抄) 建治(けんじ)2(1276)年12月9日 聖寿55歳「御文に云はく、此の経を持(たも)ち申して後、退転なく十如是(じゅうにょぜ)・自我偈(じがげ)を読み奉り、題目を唱へ申し候なり。但し聖人の唱へさせ給ふ題目の功徳と、我等が唱へ申す題目の功徳と...
2025.03.10 12:51令和7年1月度 御報恩御講 拝読御書『四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)』 文永(ぶんのう)9(1272)年5月2日 聖寿51歳『貴辺又日蓮にしたがひて法華経の行者として諸人にかたり給ふ。是(これ)豈(あに)流通(るつう)にあらずや。法華経の信心をとをし給へ。火をきるにやす(休)みぬれば火をえず。強盛の...
2025.03.03 12:37令和7年度 興師会 住職法話(令和7年2月7日)『日興上人(寛元4(1246)年3月8日~正慶2(1333)年2月7日)』について一、御誕生 日興上人は、寛元4(1246)年3月8日、甲斐国大井荘鰍沢(かじかざわ・現在の山梨県鰍沢町)に御誕生されました。 しかし父・大井橘六が若くして亡くなったため、母・妙福の実家である駿河国西...
2025.02.11 12:46令和7年2月度 御報恩御講「寂日房御書」令和7年2月度 御報恩御講 拝読御書『寂日房御書(じゃくにちぼうごしょ)』 弘安(こうあん)2(1279)年9月16日 聖寿58歳「経に云はく『日月の光明の能(よ)く諸(もろもろ)の幽冥(ゆうみょう)を除くが如く、斯(そ)の人世間に行じて能(よ)く衆生の闇を滅す』と此の文の心よく...
2025.01.04 02:03令和6年12月度 御報恩御講「三三蔵祈雨事」令和6年12月度 御報恩御講 拝読御書三三蔵祈雨事(さんさんぞうきうのこと) 健治元(1275)年6月22日 聖寿54歳「仏になるみちは善知識にはす(過)ぎず。わがちゑ(智慧)なににかせん。たゞあつ(熱)きつめ(冷)たきばかりの智慧だにも候ならば、善知識たひせち(大切)なり。而る...
2025.01.03 00:07令和6年11月度 御報恩御講「法華取要抄」令和6年11月度 御報恩御講 拝読御書法華取要抄(ほっけしゅようしょう) 文永十一(1274)年5月24日 聖寿53歳「諸病の中には法華経を謗ずるが第一の重病なり。諸薬の中に南無妙法蓮華経第一の良薬なり。此(こ)の一閻浮提(いちえんぶだい)は縦広七千(じゅうおうしちせん)由善那八...
2025.01.03 00:03令和6年10月度 御報恩御講「妙法比丘尼御返事」令和6年10月度 御報恩御講 拝読御書妙法比丘尼御返事(みょうほうびくにごへんじ) 弘安元(1278)年9月6日 聖寿57歳「仏法の中には仏いまし(誡)めて云はく、法華経のかたきを見て世をはゞかり恐れて申さずば釈迦仏の御敵、いかなる智人善人なりとも必ず無間地獄に堕つべし。譬(たと...
2024.10.07 13:55令和6年9月 秋季彼岸会法要 住職法話『薬王品得意抄(やくおうほんとくいしょう)』「生死(しょうじ)の大海には爾前(にぜん)の経は或(あるい)は筏(いかだ) 或は小船なり。生死の此の岸より生死の彼の岸には付くと雖(いえど)も、生死の大海を渡り極楽の彼岸にはとづきがたし」(御書350㌻)----------------...
2024.10.07 13:50令和6年9月度 御報恩御講「四信五品抄」四信五品抄(ししんごほんしょう) 建治三(1277)年4月初旬 聖寿56歳 「濁水心無けれども月を得て自ら清(す)めり。草木(そうもく)雨を得て豈覚り有って花さくならんや。妙法蓮華経の五字は経文に非ず、其の義に非ず、唯一部の意ならくのみ。初心の行者は其の心を知らざれども而も之を行...
2024.10.07 13:44令和6年8月 盂蘭盆会法要 住職法話『盂蘭盆御書』 弘安二(1279)年7月13日 58歳 「盂蘭盆と申し候事は、仏の御弟子の中に、目連尊者と申して舎利弗にならびて智慧第一・神通第一と申して、須弥山に日月のならび、大王に左右の臣のごとくをはせし人なり。此の人の父をば吉殲師子と申し、母をば青提女と申す。其の母の慳貪の...
2024.10.07 13:38令和6年8月度 御報恩御講「上野殿御返事」『上野殿御返事(うえのどのごへんじ)』 弘安三(1280)年12月27日 59歳「仏にやすやすとなる事の候ぞ。をしへまいらせ候はん。人のものををし(教)ふると申すは、車のおも(重)けれども油をぬ(塗)りてまわり、ふね(船)を水にうか(浮)べてゆ(行)きやすきやうにをし(教)へ候な...