2025.04.13 07:35御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄⑦』『臨終用心抄』とは…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。臨終の際、心が乱れないために用心すること②『断末魔の苦しみ』【本文】引きよせて むすべば柴の庵にて 解(わか)れば本の 野原なりけり水は水 火は本の火に帰りけり 思ひしことよ すはさればこそ 水...
2025.03.25 12:46御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄⑥ 』御経会(令和6(2024)年7月1日) 住職法話臨終用心抄⑥『臨終用心抄』とは…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。臨終の際、心が乱れないために用心すること①『断末魔の時に心を乱さない用心』【本文】問ふ断末魔の時心乱されざる用心如何。答ふ、平生覚悟す...
2025.03.14 22:45令和7年3月度 御報恩御講 拝読御書松野殿御返事(異称:十四誹謗抄) 建治(けんじ)2(1276)年12月9日 聖寿55歳「御文に云はく、此の経を持(たも)ち申して後、退転なく十如是(じゅうにょぜ)・自我偈(じがげ)を読み奉り、題目を唱へ申し候なり。但し聖人の唱へさせ給ふ題目の功徳と、我等が唱へ申す題目の功徳と...
2025.03.10 12:51令和7年1月度 御報恩御講 拝読御書『四条金吾殿御返事(しじょうきんごどのごへんじ)』 文永(ぶんのう)9(1272)年5月2日 聖寿51歳『貴辺又日蓮にしたがひて法華経の行者として諸人にかたり給ふ。是(これ)豈(あに)流通(るつう)にあらずや。法華経の信心をとをし給へ。火をきるにやす(休)みぬれば火をえず。強盛の...
2025.03.03 12:37令和7年度 興師会 住職法話(令和7年2月7日)『日興上人(寛元4(1246)年3月8日~正慶2(1333)年2月7日)』について一、御誕生 日興上人は、寛元4(1246)年3月8日、甲斐国大井荘鰍沢(かじかざわ・現在の山梨県鰍沢町)に御誕生されました。 しかし父・大井橘六が若くして亡くなったため、母・妙福の実家である駿河国西...
2025.02.18 12:52令和7年度 節分会 住職法話(令和7年2月2日) 厄年は、必ず訪れるものです。正しくその意義を知り、忌み嫌わず、その年(歳)を過ごすことが大事です。またこの厄年は、捉え方によれば、我々が成長できる節(歳)です。正しい仏様に、厄を糾して戴くべくお祈りし、厄年こそ成長する節(歳)と努めていきましょう。《厄 年》(厄年の前年を前厄と...
2025.02.11 12:46令和7年2月度 御報恩御講「寂日房御書」令和7年2月度 御報恩御講 拝読御書『寂日房御書(じゃくにちぼうごしょ)』 弘安(こうあん)2(1279)年9月16日 聖寿58歳「経に云はく『日月の光明の能(よ)く諸(もろもろ)の幽冥(ゆうみょう)を除くが如く、斯(そ)の人世間に行じて能(よ)く衆生の闇を滅す』と此の文の心よく...
2025.02.06 20:40御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄⑤ 』御経日(令和6(2024)年6月1日) 住職法話臨終用心抄⑤『臨終用心抄』とは…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。臨終の際に心が乱れる三つの理由 その③『妻子らの嘆きと財産等への執着』(①断末魔の苦しみ。②魔のはたらき。)【本文】一、 臨終の時心乱...
2025.01.24 22:29御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄④』御経日(令和6(2024)年5月1日) 住職法話臨終用心抄④『臨終用心抄』(総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。)臨終の際に心が乱れる三つの理由 その②『魔のはたらき』【本文】一、 臨終の時心乱るるに三の子細(しさい)有る事。 二には魔の所以。抄石集...
2025.01.13 12:02御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄③』御経会(令和6(2024)年4月1日) 住職法話臨終用心抄③『臨終用心抄』…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。臨終の際に心が乱れる三つの理由 その①『断末魔の苦しみ』【本文】一、 臨終の時心乱るるに三の子細(しさい)有る事。一には断末魔(だんまつま...
2025.01.11 22:17御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄②』『臨終用心抄』とは…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。【本文】一、 多念の臨終、刹那の臨終の事。愚案(ぐあん)二(八)に云(いわ)く多念の臨終と云ふは日は今日、時は唯今と意に掛けて行住坐臥(ぎょうじゅうざが)に題目を唱ふるを云ふ也。次に刹那(せつな...
2025.01.09 20:29御経日(毎月1日) 住職法話 『臨終用心抄①』※『臨終用心抄』とは…総本山第二十六世日寛上人が臨終の大事とその心得えを御指南された書。【本文】一、 祖判三十二(十一)に云(いわ)く、夫(そ)れ以(おもん)みれば日蓮幼少の時より仏法を学し候しが、念願すらく、人の寿命は無常也、出る気は入る気を待つ事なし、風の前の灯火(ともしび)...